自動車は処分したら終わりなの?
車を廃車処分した後の対応についてご紹介します。
廃車の手続きを自動車業者にお願いしたところ、
「自家用車を廃車にしてしばらく経ったのに、自動車税が戻ってこない…」
このような経験をする方が実際にいます。
ですが、還付金が戻らない理由は【あなたの無知】が原因かもしれません。
「自動車の廃車をお願いしたから、後の処理は業者に任せておいた。」
これでは自動車税の還付手続きはされません。
本来なら手元に戻るお金も、全て人任せにしては戻らない事もあるのです。
そこで、還付金をもらう為にも、廃車後の対応について解説していきます。
自動車保険の解約を確認しておく
自動車の保険は2つあります。
● 自賠責保険
● 任意保険
ここで注意しておくのは【自賠責保険】です。
自賠責保険は、自動車の所有者に加入が義務付けられています。
加入しなければ車検を受ける事すらできません。
つまり、車検が有効である自動車を廃車した場合【必ず自賠責保険期間が残っている】のです。
この自賠責保険を解約ないで放置しておくと、保険料の返戻がなくなってしまいます。
なかには、返戻がある事を告げない廃車買取業者も存在します。
● 自賠責保険の解約手続きを依頼する
● 抹消登録証明書のコピーを受け取り自分で保険事務所へ出向く
必ずしも業者に依頼しなければならない作業ではありません。
自分で動くことで、返却される金額を満額手にできます。
自動車税と自動車重量税の還付手続き完了を確認
自動車税は月割で還付が可能です。ただし【軽自動車は対象外】となります。
例えば、5月に39,500円全納した自動車(2000cc)を10月に廃車したとします。
39,500÷12=3,290円/1ヶ月
3,290円×5ヶ月(11月〜翌年3月分)=16,400円
16,400円が返戻されます。
しかし、還付手続きが未完了のままでは1ヶ月遅れるごとに3,290円が返戻されないのです。
業者の中には返戻金の話をせずに廃車手続きを済ましたり、更にひどいと廃車手続きをせずに転売する悪徳業者も存在します。
また、解体した自動車に車検が1ヶ月以上残っている場合、重量税の還付もあります。
重量税還付は永久抹消の手続き時のみとなりますが、廃車買取業者に還付があるのかきちんと問い合わせて下さい。
廃車後こそしっかり確認しておこう
廃車依頼しようと決めたなら、自動車を処分した後の税金や自賠責保険の還付金について必ず確認して下さい。
その際、説明を分かりやすく伝えてくれる廃車買取業者に依頼するのが賢明です。
そして、間違えてはならないのが【依頼したら終わりではない】ということです。
自分で廃車後の確認をし、損と後悔のない愛車の処分をしましょう。